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Tuesday, November 07, 2006

FMV Biblio LOOX P70RへのUbuntuのインストール

デスクトップへのUbuntuのインストールが超簡単だったので、サブで使ってるノーパソ(FMV Biblio LOOX P70R)にもUbuntuをインストールすることにした。Windowsの起動の遅さにイライラしてたしてたのもあるし。このノーパソのタッチパネル機能や指紋認証機能がLinuxでも使えるかとか心配だったけど、とりあえずインストールしてみることに。

デスクトップへのインストールと同じサイトを参考にしてインストール開始。

ところが!

GParted(GNOMEパーティション・エディタ)で未アロケートを4.3GB準備してインストールを始めたのにもかかわらず、インストーラがエラー:
ルートファイルシステムがありません。
パーテションニングメニューでこれを修正してください。

を表示してインストールが出来ない。インストール先のディスク領域を選択する画面で、「最大の連続空き領域を使う」を選択しているのに。

どうしようかと悩んで色々ためしていると、GPartedで未アロケートをフォーマットしようとして「新規」ボタンをクリックすると、
4個以上のプライマイマリパーティションを作成することができません。

なるエラーに遭遇。↓


どうやら、これが根本的な原因らしい。

調べてみると、パーティションには3つの種類:

  1. 基本パーティション(Primary Partition)
  2. 拡張パーティション(Extended Partition)
  3. 論理パーティション(Logical Partition)
があって、規格として、
  1. 基本パーティションと拡張パーティションの総数はひとつのハードディスクに4つまでしか作成出来ない。
  2. 論理パーティションは拡張パーティションの中にのみ作成できる。
と決まっているらしい。

ここで、インストールしようとしているLOOX P70Rのパーティションの分割を見てみる。↓


これを見ると、4つのパーテションすべてが基本パーティションとなっていることが分かる。

つまり、新しい領域を作るには
基本パーティション → 拡張パーティション

なる変換が必要となることが分かる。

GPartedでもその変換は出来るけど、ひとつ問題が。GPartedではそういう変換をする場合、ファイルシステムを一度「削除」しなければいけないのだ。

中身を保ったまま変換出来るツールを探したけど全部が商用。しかたが無いので4つ目のパーティション(今まではデータ保管用に使用していた。)は削除することに。幸いまだ買って半年も経ってないのでそんなにファイルもたまっていないし。

ついでに、LinuxとWindowsでデータ共用が出来るようにWindowsのデータ用に確保する新しい領域はFAT32を使うことにした。FAT32はLinuxでも読み書きできるから。

。。。というわけで、新しくパーテションを分割したのが↓の図。


  1. 4つ目のパーテション削除。
  2. 削除したパーテションを選択して、「新規」で拡張パーテションにする。
  3. 「リサイズ/移動」でWin用のFAT32の論理パテーションを作成。このときLinux用の領域をFree Space(未アロケート)として残す。
という手順を踏んだ。

本当は、ハイバネートのためにlinux-swapのパテーションも手動で設定したかったんだけど、そこまでやる元気を既に失ってたので断念。

「swapはメインメモリの二倍以上確保する必要がある」とかいう情報があったけれど、このLOOX P70Rのメモリは512MBあって、それだと1GB確保する必要がある。ただでさえ限られている容量のノーパソにそんなことする必要があるのか分からないので、ここではインストーラに任せることにした。

フォーマットが終了し、インストーラを起動させて必要な情報(名前とかパスワードとか)を記入するとインストールは無事成功。

Windowsも無事起動した。これでやっと一安心。

というか、やっぱりパーティションの基本的な事も分かってないのにデュアルブートに挑んだのは危険だったな。次からはきちんと下調べしとこう。

2 Comments:

Blogger salamann said...

This comment has been removed by a blog administrator.

8:18 PM

 
Blogger salamann said...

誰にもかまわず書いてるって感じが素晴らしいですねw

8:28 PM

 

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